(図1:たくさんのミシンがずらり!はじめての方もミシンの使い方から教えてもらえます)
地域の素敵な活動に出会いたい♪
3月のとある日、お出掛け先は榛東村にある小学校家庭科室です。この日は春に入園、入学する子どもたちの準備に備え、なんとミシンを使ったグッツ制作があるとのこと!
バックをはじめ、布小物など手作りするものがお母さんは多いですよね。でも自宅にミシンがないと作業はなかなかはかどりませんし、ちびっこはお邪魔してきたり、一人で黙々と制作するのもちょっと不安だったり・・ムムム!これは結構大変!
4年前からママボランティアほっこりんさんが企画し始めたのが、入園入学のシーズンに合わせたミシン制作企画。榛東村の園や小学校には、指定のサイズや独特な作り方のグッツがあるそう。初めてのお母さんはとまどってしまうので、先輩のお母さんたちが作り方など手ほどきしてくれるのです。しかも!子どもの見守りもあるので、集中して制作に取り掛かれます。有り難い!!
(画2:教えたり教えられたり和気あいあい)
「スモックがこれなんですよ」
そう言って見せてくれたのがこちら。お父さんの着古したワイシャツの前ボタンと襟を切り落とし、すっぽり被れるようリメイクしたスモックでした。なんてアイデア!!
(図3:ブルーのストライプシャツ。お父さんの愛情を感じられそう)
入園入学を控え、手作りでバックをはじめとしたグッツを作っているお母さんは全国各地にいることでしょう。子どもが寝入ってから夜な夜な細かい裁縫道具を出して取り掛かかる。そんな光景も一般的。でも、ここ榛東村では園や小学校に通う先輩ママの企画によって、学校のミシンを使わせてもらいながら準備ができる。それってとっても効率的で、人と人が交流するいい循環。
学校とママボランティアほっこりんさんの間で中間支援的役割をしている教育委員会の方にお話をお伺いできました。最初はどのようにして始まったのでしょう?
「最初の1年目は、〇年生の〇〇さんのお母さん、それと〇〇さんのお母さん・・といったように、学校にいるお母さん個人個人が集まった声からスタートしました。お母さんとこれから入学する子どもたちは地域に住まう人です。学校と地域とのつながりを作っていく。これがキーとなって学校開放へ結びつきました。やってみて、ミシンの不具合や教室の管理など問題なく終わることができ、『できる』ということが分かった。もう次の年からは『今年もやるんでしょ?』という雰囲気になったんですよ。」
日ごろからほっこりんのメンバーさんたちの間では「子どもの育成」「地域活性」「交流」など、村づくりにとって大切な言葉が飛び交っているそうです。そんな力を具体的に実現する。それぞれの機関の連携がうまく結びついた実例を感じ取ることができました。地域をより暮らしやすく。榛東村が素敵に見えました。
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