【中間報告会 災害NGO結代表前原土武さんのお話③サロンー訪問ー復旧活動】
前回②では長野のフェーズを2月まで見ました。今月で閉じる予定の避難所が出始めています。避難所からそれぞれの家庭へと移行していく中、まだまだ支援活動は続いていきます。これからどんな支援を行っていけばよいのでしょうか?災害NGO結さんが他の被災地で経験、支援を行ってきた例をここでは見ていき、長野のアイデアへ生かしていきたいと思います。
●様々な場所に散らばっている情報を集め、整理し、必要な支援へつなげる地道な活動。
「ひなんじょ新聞」が避難所で発行。楽しいお知らせと題して、生活情報や運動や食のお誘い、備品の使い方など掲載。
避難所の新聞ですが、地区ごとの新聞に置き換えて作ることができそうです。広範囲に配られる情報誌が昨今多いなか、情報とコミュニティが一つになった温かみを感じます。
●個別訪問で細やかな支援
地域を歩き、ちらし・新聞を配りながら伝え、声を拾う活動です。話してみなければ分からないことはたくさんあります。出会った中で、次のカフェへ足を運んでもらえたら継続して支援ができます。設置ではなく手配りがポイントだと思います。
●サロンを開く
泥上げ、物資を渡すなど身体を動かすことが多いなか、本当はゆっくり話を聞きたいけれどできていない。そんな支援者の声が聞こえています。サロンでは被災された方も支援する方も垣根のないフラットな関係性で膝を突き合わせ談笑をできる時間を。誰かと話したい。安心したい。日常を取り戻すサロンの役割は大きいと感じます。
個別訪問活動ーサロン活動ー復旧活動
他県の取り組みを参考に、また一歩。次に進みたい。そう思います。
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